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株式会社エブリーのTech Blogです。

カンファレンススタッフに参加してみよう!

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はじめに

はじめまして。最近創立されたSite Reliability Engineering(SRE)チームに所属している吉田です。

今回は「カンファレンススタッフ」についてお話しようと思います。

”カンファレンススタッフをやってみたいけど、まだまで全然プログラミングできないから貢献できないかも…”という方がいらっしゃったらぜひ読んでいただければと思います!

カンファレンススタッフって何?

名の通りカンファレンスのスタッフをします。

といっても何をしてるの?という疑問が出てくると思うので、実際に僕がメインで参加しているPyConJPを例にご紹介します。

(全部はリストアップできないので一部です

  • webサイトの構築
  • タイムテーブル作成
  • プロポーザル
  • グッズ・ノベルティ作成
  • 宣伝
  • 予算組み
  • スポンサー様とのやりとり
  • 進行の台本作成
  • 企画組み
  • keynote決定
  • 通訳業者様とのやりとり
  • ロゴデザイン
  • チケット設計
  • 会場下見・決定
  • 託児所決め
  • etc…

パッと見てわかった人もいらっしゃるかもしれませんが、Pythonを使わないタスクが多いです。Pythonどころかプログラミングの知識が必要なタスクは意外とありません。

もちろんPythonの知識は生かせないというわけではなく、keynoteやプロポーザルなどではPythonの専門知識が必要となります。

お伝えしたいのは「その言語に対しての知識が無いからカンファレンススタッフは無理か」とはならないということです。これはPyConJPだけではなく他カンファレンス様でも同様のケースが多いと感じています。

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(photo by PyConJP)

モチベーション

では何故カンファレンススタッフを始めたか、続けているモチベーションは何かという話です。

IT業界に還元したい

僕の場合はプログラマーとして日々インターネットで様々な情報をインプットしています。インプットというのは誰かがアウトプットしているから成り立つものです。

それ以外にも開発でOSSを使用していますが、OSSも湧いて出てくる訳もなく誰かが時間を割いてコミットしてくれたものです。

「その行為に対して何か還元できないか」という気持ちは昔からあったのですが、当時は自分の技術的にOSSコミットは難しいな…アウトプットできるほどの知識も無いな…と思っていてなかなか踏み出せずにいました。しかしたまたまスタッフ募集のお知らせを見かけて自分にもきっとなにかできることはあるやろという精神でエイッと入ったのがカンファレンススタッフになった経緯となります。

実際に入ってみたら本当にプログラミング1mmもわからんという人でもタスクが山程あったので結果オーライでした。

面白い人に出会える

カンファレンススタッフには様々な会社・業種・レイヤー・国籍の人がいます。

個人的にはNOC(Network Operations Center)というタスクを中心に行うことがあり、そこで知り合った方たちとカンファレンス以外でも交流が続き、界隈の情報交換など色々な話が聞け非常に有意義な時間になっています。

これは小話なんですが、カンファレンススタッフの中には複数のカンファレンスを跨いでスタッフをしてる人も少なくないので、交流を持つことで他のカンファレンスのスタッフ求人を紹介してもらって数珠つなぎに色んなカンファレンススタッフに参加しやすくなることが多々あります。僕自身も複数のカンファレンスのスタッフをNOC繋がりでやったこともあり、それぞれのカンファレンス同士でスタッフが手伝いする循環が発生することがあります。

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(photo by PyConJP)

市場価値向上

これは入った後に気づいたのですが、カンファレンススタッフをやること自体が個人の実績として有用であり1エンジニアとして市場価値が付与されるというものがあります。

上記にも記載したとおりコミュニティへの貢献という文脈として社内外の評価が上がることがあります。

自分の場合はたまたまメディアスポンサー様のご協力の元カンファレンスレポートを執筆し、無事執筆実績の解除を行うことがありました。感謝します!

自分のペースで進められる/お互いリスペクトしあえる

実際にカンファレンススタッフになってみて一番思うことはカンファレンススタッフというのはあくまで有志のボランティアなので、プライベートの時間に合わせて作業が進められるという点です。

学生は学業が、社会人には仕事があるので時には振られたタスクを締め切りまでにこなすことが難しいときがありますが、そういった時でもキチンと「ちょっと期限までには厳しいです」と言うだけで手が空いている人が率先して手伝いや引き継ぎを行ってくれることが多く、非常に心理的に助かる面があります。

これは互いが本業を持っていること・プライベートの時間を割いていることを自覚していてリスペクトしあっているからこそ為せることだと思っています。

逆に本業が早めに終わったりしてプライベートの空き時間が開いてる時は残ってるタスクや、手一杯になっている他の人の手助けを積極的に行える環境が整っていることが多く無理なく自分のプライベートの時間に合わせて無理なく進めることができます。

スタッフTシャツがもらえる

寝間着が増えます

まとめ

"カンファレンススタッフ"と聞いて腰が重かった方もいらっしゃると思いますが本当にカジュアルにプライベートのスキマ時間を使ってコミュニティに貢献ができます。

「コミュニティ貢献はしたいけどそれでもカンファレンススタッフはまだちょっと…」という方も大丈夫です。コミュニティの貢献は色んな方法があり、これは一例です。財団への寄付やSNSでイベントの宣伝、その言語やフレームワークを使うこと自体で十分貢献できてきます。

イベントをスタッフとして作り上げるのは非常に達成感があります。ぜひ一緒にカンファレンス・コミュニティを盛り上げていきましょう!

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(photo by PyConJP)


P.S.

そして何故このタイミングでこういった投稿をしたかと言うと、僕が参加しているPyConJP2021が10月15・16日と開催されます!

https://2021.pycon.jp/

更に更にPyConJPではサポートスタッフを募集中です!

PyCon JP 2021 サポートスタッフ募集開始のお知らせ