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エブリーのエンジニアブログができたよ & 会社の制度を使ってGoogle I/O 2019に現地参加してきました!

こんにちは!エブリーでDELISH KITCHENのアプリマネージャーを担当している今井です。

今年で創業4年目となるエブリーですが、ついに(やっと)エンジニアブログができました!社内の開発チームにストックされた知見などを定期的に発信していければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

記念すべきブログ最初の記事ですが、先日行われたGoogle I/O 2019に現地参加してきたので、僕なりの目線でイベントの様子をお届けしたいと思います。 僕がGoogle I/Oに参加するのは3年連続3回目となり、エブリーに入社にしてから毎年行かせてもらっています。まだまだベンチャーの会社ですが、エンジニアの育成や勉強にもサポートをしてくれていて、今回も参加費・渡航費・宿泊費を会社が負担してくれました。毎回行かせてもらえるのは本当にありがたいです。

※エブリーではエンジニアに対して、各種カンファレンスやセミナーの参加費用の補助をする制度を設けています。カンファレンス参加費用を負担するほか、開催地が海外の場合は参加費に加えて渡航費や宿泊費も負担しています。


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全体的な所感

一言で言うと、

とりわけ大きな発表は無かったが、開発にとって嬉しい発表がたくさんあった

といった所感です。

ちょっと大きいものとしては、新端末Pixel3a、Jetpack Composeくらいで、 一昨年のKotlinの正式サポートや、昨年のJetPackなどと行った発表に比べるとややインパクトに欠けたかなという印象です。

ただ、Android Studioのパフォーマンスが上がっていたり、 痒いところに手が届くConstraintLayoutのアップデートがあったり、 JetPack Navigationが使いやすくなってたり。 開発者にとって有意義な発表が多かったように思いました。



以下、そもそものI/Oの概要と、個人的に気になったものをいくつか紹介していきます。

Google I/Oってなに?

Google I/Oとは、Googleが年に1回開発者向けに実施しているカンファレンスです。 Googleの今後の方針が発表されたり、新しいプロダクトや技術の発表があるのみならず、 実際に開発途中のもののデモをさわれたり、Google社員に直接質問ができたり、アプリをレビューしてもらうこともできます。 今年は5/7~5/9の期間で、カリフォルニアに位置するGoogle本社のすぐ横にある、Shoreline Amphitheatreという会場で行われました。

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Shoreline Amphitheatre



Google Keynote / Developer Keynote

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Google Keynote / Developer KeynoteはGoogle I/Oのメインといっても過言ではない大きなセッションで、会場も最も大きいエリアで行われます。 また、各国でI/O Extendedという形でライブビューイングのイベントも開催されています。

内容はGoogleの方針や目指していることの発表と、個別のセッションのまとめです。 Google Keynoteがユーザー向け、ビジネス向けの発表であることに対して、Developer Keynoteは主に開発者向けの発表になります。 詳しくはYoutubeでご覧ください。

以下、Google Keynote / Developer Keynoteで自分が個人的に気になった内容(箇条書き)です。

  • Pixel3aの発表
  • Kotlin First
  • Android Studioの機能開発を半年も止めて、パフォーマンス改善した話
  • CameraX
  • Jetpack Compose



Session

各セッションではKeynoteで発表されたことを中心に、より詳しい発表が聞けます。 こちらもYoutubeに全てのセッションが上がってるので、興味がある方はぜひ見てみてください。

僕は今回のI/OではGoogle社員に直接質問をすることに多くの時間を費やしたので、セッション参加は少なめでしたが、 中でも面白かったものを3つだけ紹介させてください。

What’s New in Android Studio UI Design and Debugging Tools

www.youtube.com 半年も止めてたはずなのにがっつり新しいLayoutInspector(ViewをRuntimeでデバッグできる機能)が追加されたり、 ResourceManagerなどでLayoutEditorが使いやすくなってたり、サクサク動くだけじゃなくてちゃんと進化してて驚きました。

How Material Design Can Be Adopted and Measured for Product Success

www.youtube.com マテリアルデザインとはそもそもなんなのかという話から、 デザインシステムがどのようにチームに影響を与えるのかまで、 プロダクトを成功させるために考えないといけないことが語られています。

Demystifying Speed Tooling

www.youtube.com ページスピードに関して、これでもかってくらい詳しく。 Actionごとに使うツールまで綺麗にまとめてくれています。



Sandbox

I/Oではセッション以外にも様々コンテンツがあり、その中の一つがSandboxです。 実際のプロダクトを体験したり、その場にいるGoogle社員に話を聞くこともできます。

個人的に一番良かったのは、5Gのデモです。

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5G+ARでポストカードをマーカーにして動画を流すデモ
下り200Mbps弱の速度が出ており、ARで動画流すのもめっちゃスムーズで感動しました。

動画事業をやっていく中で、通信速度の向上は非常に嬉しいことであるとともに、 オンラインに止まらないコンテンツ配信の一端をみることができ、とても刺激を受けました。



App Reviews / Office Hours

App ReviewsのセッションではGoogle社員に実際にプロダクトをレビューしてもらえます。 僕はAndroid App ReviewsとDesign App Reviewsに参加しました。 Android App Reviewsでは設計の話から、パフォーマンスの話、デザインの話まで、幅広く意見をもらえ、 Design App Reviewsではより詳しくデザインについての意見をもらえます。 僕の場合Android App Reviewsでもデザインの意見を交換することが多かったので、 Design App Reviews では 特定の画面のデザイン設計についてどうするべきかを細かく議論するのに使いました。 各30分しか無いんですが、真剣にアプリを触った上で、うわべのコメントではなく的確な意見をいただけるので、 I/Oの全コンテンツの中で一番有意義なものだったんじゃないかと思っています。

また、Office Hoursでも同様にGoogle社員の方に直接質問ができます。 FlutterとKotlin + Nativeについてめちゃくちゃ熱く語ってしまい、 1時間近く社員の方を独占してしまいました。



Codelab

Codelabでは Googleが提供している課題にその場でチャレンジできます。 https://codelabs.developers.google.com/io2019/ Web上に公開されているものなので、どこでもできるんですが、 発表を聞いた直後に気になったところをコードベースでも確認できて、とても良かったです。 また課題をやる端末がPixelBookだったりするので、ちょっと新鮮な体験もできます。 さらに、課題を4つやることで来年のI/Oのチケットの抽選にも参加できます。 (これで当たったという人を聞いたことないけど)



まとめ

以上、ざっくりとI/Oの紹介と、自分が体験したことの紹介でした。

振り返ってみると、初参加の年はほとんどセッションを聞くだけで、Google I/Oの良さの半分も体験できていなかった気がします。 今年は今までよりもGoogle社員に質問したり、意見を交換することに時間を費やしたため、より自分と会社の事業にとってタメになる有意義な時間を得られたと感じました。

まだチェックできていないセッションもたくさんあるので、引き続き勉強するとともに、 また来年も現地で参加できるようにこれからも頑張りたいと思います。

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