every Tech Blog

株式会社エブリーのTech Blogです。

2020年の振り返りと2021年のこと

こんにちは、エブリーでCTOをやっている梶原と申します。

1年の始まりということで昨年の振り返りと今年の取り組みについて書きます。

はじめに、エブリーが提供している中でエンジニアが関わっているプロダクトをご紹介すると、 食の課題解決に取り組むレシピ動画サービスの「DELISH KITCHEN」と育児の課題解決に取り組むママ・パパの365日に役立つ情報やサービスを提供する「MAMADAYS」の2つのプロダクトを開発しています。

2020年の振り返り

開発組織について

まず自分自身の変化として、2020年の春くらいに当時見ていた事業を引き継いで開発業務に専念することになりました。そして開発組織については、当時、各事業部にぶら下がっていたエンジニアチームを、開発本部というエンジニア組織に統合することにしました。エンジニア全体での勉強会やエンジニアブログを開始したのも昨年です。結果、課題としてあったエンジニア間の連携の希薄化、エンジニアのキャリアサポートや適切なアサインメントは徐々に解消されつつありますが、まだまだこれからなので今年も課題の解消に取り組みます。

データに関する取り組み

これまではDELISH KITCHEN事業部のみに存在したデータエンジニアリングの組織を全社の横断組織として再編し、組織のミッションとして「DIKWモデル」の構築を掲げました。 データ基盤からBIツールを用いて各種分析業務は行っていましたが、中にはExcelやスプレッドシートで独自に管理、集計、分析されていたり、手動データを打ち込んでいるもの、データの定義が扱う人により違うものなど、属人的な扱いのデータが様々あり非効率な部分が多くありました。 これらの課題に対してデータ基盤への集約と集計のとりまとめと実施を行い、結果としてデータによる意思決定が格段に進みました。

アーキテクチャの再設計

DELISH KITCHENアプリはリリースから4年が経過して、新しくジョインするエンジニアの初期の学習コストや開発スピードが徐々に低下しつつあり、先んじて対策を打つという意思決定を行いリファクタリングとリアーキテクチャリングを開始しました。

2021年に向けて

データに関しては、集約のフェーズが終わり、次はデータの利活用のフェーズです。機械学習を用いたプロダクトの改善や事業者との取り組みをこれまで以上に推進していきます。プロダクト開発では、息の長いプロジェクトになるであろうリアーキテクチャプロジェクトを昨年に引き続き取り組んでいきます。

また今年は小売のデジタル化が更に進む1年になるであろうと考えています。これまでにもアプリ内のチラシ・クーポン機能による集客支援、スーパー内に設置したデジタルサイネージによる店内販促、ライブコマースによるオンライン購買活動支援など取り組んできました。今年はこれらのものをベースに小売様と協力して新しいユーザ体験を生み出すべくプロダクト開発をできたらと考えています。

2021年もよろしくお願いいたします!