エブリーは2024年12月22日(日)に大田区産業プラザPiOで開催されたPHPカンファレンス2024に参加させていただきました。
今回は参加レポートとして、会場の様子やセッションの感想についてお届けします!
イベント概要
PHPカンファレンスは、PHP関連の技術を主とした日本最大級の技術者カンファレンスです。2000年に日本のユーザ会によって初めて開催され、今年で25回目という記念すべき開催となりました。
イベントには約1,000名以上の参加者が集まり、エンジニア同士の交流や最新技術の発表で熱気に包まれていました。会場は技術愛好家の熱量と笑顔にあふれ、PHPの魅力を共有する空間となっていました。
今回のイベントは、これからPHPをはじめる方から、さらにPHPを極めていきたい方まで、幅広い層のエンジニアが楽しめる内容となっており、まさに「PHPの今と未来」を体感する1日でした。
セッションの感想
PHPの今とこれから2024
今年のPHPカンファレンスで特に印象に残ったのは、PHP 8.4に関するセッションでした。2024年は、日本のエンジニアコミュニティがPHPのコア開発に大きく貢献した年であり、その裏話も興味深く聞けました。
今回発表された新機能の中で特に注目したいのは以下の3つです:
- JITの大幅な進化:IRフレームワークが導入され、実行速度が18.5%向上。PHP 8.0から始まったJITがさらに強化され、パフォーマンス改善が期待されています。
- プロパティアクセスフック:オブジェクトのプロパティアクセスを柔軟に制御できる新機能。実際のコード管理が大きく改善されそうです。
- 遅延オブジェクト:オブジェクトを必要になるまで初期化しない仕組みで、メモリ効率を向上。特に大規模プロジェクトでの恩恵が大きい機能です。
その他、まだまだ新機能があり、PHP 8.4のリリース内容を読み込まないといけないと感じました。
そーだいさんに聞く!コミュニティとともに在るエンジニアの良いキャリアの歩み方
キャリア形成に関するセッションも大きな学びがありました。そーだいさんの講演では、特に「今日から始められること」の重要性が強調されており、キャリアを前進させるための具体的なアクションが提案されていました。
今日からできること
- コミュニティ活動への参加:勉強会での発表、懇親会での交流を通じて、自分の存在を周りに知ってもらう。
- ライフステージに合わせたキャリア設計:「カレイドスコープ(万華鏡)キャリア」の考え方を紹介。キャリアは一直線でなく、多様な経験を活かすことが大切だと話されました。
- アウトプットの実践:ブログ執筆やOSSへの貢献が、自分自身の「名刺」になるとのこと。
技術だけでなく、人的な繋がりを築くことの重要性を改めて感じたセッションでした。
スポンサーブース紹介
エブリーでは、 DELISH KITCHEN などのサービスに加え、小売業者向けのデータ連携サービス retail HUB の開発・運用にPHPを活用しています。
retail HUBは、小売業のDXを推進するサービスです。詳細はこちらをご覧ください!
PHPを活用する中で多くの恩恵を受けている私たちも、コミュニティのさらなる盛り上がりに貢献するため、スポンサーとして協賛させていただき、ブースを出展しました。
「なぜエブリーが協賛しているのか?」については、こちらのブログもご覧ください! → PHPカンファレンス2024協賛の理由
ブース
エブリーでは、今回も弊社が提供するDELISH KITCHENのサービスをイメージしたブースの雰囲気を作りました。多くの方からDELISH KITCHENをを使っていますとの声をかけていただき、とても嬉しかったです。
ノベルティ
今回もDELISH KITCHENにちなんだノベルティを用意させていただきました。
- ステッカー
- DELISH KITCHENグッズ
- CTOブレンドのコーヒーバッグ
DELISH KITCHENグッズに関してはXフォローでの抽選プレゼントキャンペーンを行いました。DELISH KITCHENグッズに関してはたくさんの商品があるのですが、その中でも人気のある商品を中心に5つ準備させていただきました。参加者の方々にも好評で多くの方に参加していただけました!
アンケート
今回、アンケートでは『PHPの好きなところ』と題して回答をしてもらいました。付箋に内容を記述して貼っていただく形式を取ることで様々な意見をいただくことができ、コミュニケーションのきっかけとなり会話が活発になりました。回答いただいた多くの皆様、ありがとうございました!
各社スポンサーブースの様子
スポンサーブースでは、各社趣向を凝らしたブースが展開されました。
クイズやアンケートボード、コードレビューなど様々な企画が用意されていて、会場全体が賑わっていました。
また、スポンサーブースでは、各社のエンジニアと直接話すことができる機会もあり、普段なかなか話すことができないような話もできてとても楽しかったです。
転職DRAFTさんのブースでは「あなたが会社を選ぶ時の軸を教えてください」と題して特色別の仮想3社からどの会社を選ぶかというアンケート企画を行なっていました。参加者からの様々な観点が書かれており、その中でも一緒に働く人を大事に考えられている方が多いように見受けられとても興味深かったです。
PR TIMESさんのブースでは PHP8.4 にちなんで ストップウォッチを8.4秒で止めると景品がもらえるという企画を行っていました。PHPの最新バージョンに絡めたとても面白い企画だと思いました。
スタンプラリー企画
各ブースを巡るスタンプラリー企画も実施され、多くの参加者が積極的に各ブースを訪れていました。
まとめ
PHPカンファレンス2024 運営の皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました!
PHPカンファレンス2024は、25年の歴史を感じさせる充実した内容のイベントでした。最新技術や実践的なセッションだけでなく、エンジニア同士の交流やコミュニティの大切さも改めて実感できました。
今回学んだことを基に、まずはPHP 8.4の新機能を活用したプロジェクトを始める予定です。また、PHPコミュニティのイベントや勉強会に積極的に参加して、さらに知識を深めていきたいと思います。
次回のカンファレンスにもぜひ参加し、引き続きPHPの進化を追いかけたいと感じました!