
はじめに
こんにちは、リテールハブ開発部の杉森です。
皆さんは「日常業務の中で新しい技術に挑戦する時間が取れない」と感じたことはありませんか?エブリーでは、そんなエンジニアの想いに応えるため、「挑戦WEEK」を開催しています。
挑戦WEEKとは?
挑戦WEEKは、通常の事業部のロードマップから離れ、エンジニアが自ら提案したテーマに基づいて技術的な挑戦に集中する特別な期間です。従来は1週間かけて実施していましたが、第6回となる今回は運営の軽量化を図り、2日間の集中開催という新しい形式で2025年7月16日〜17日に開催しました。
今回のテーマは「プロダクトにAIを組み込む」と「今までAIを実務で使えてない分野へ導入」です。生成AIの急速な進化により、実プロダクトへの適用可能性が大きく広がった今、各チームがどのような挑戦を行ったのかをご紹介します。
挑戦WEEKの詳しい背景については、こちらの記事もご参照ください。
第6回挑戦WEEKでの変更点
今回は「より多くのエンジニアが参加しやすく、かつ高い成果を生み出せる」ことを目指し、以下の4つの内容を変更しました。
1. 開催期間の短縮
従来の1週間開催から2日間+成果発表会へと短縮しました。これにより通常業務への影響を最小限に抑えつつ、集中的に取り組める環境を実現しました。
2. 既存チームでの実施による効率化
これまでの開発本部横断的なチーム編成から、既存チームをベースとした編成に変更しました。
新規チーム編成では、ドメイン知識の共有や開発環境の構築に貴重な時間を費やしてしまいます。一方、既存チームであれば、
- プロダクトの背景や課題を深く理解している
- 開発環境がすでに整っている
- チームワークが確立されている
これらの利点により、2日間という限られた時間を100%挑戦に集中でき、より実践的で価値のある成果につながりました。
3. AIに特化したテーマ設定
今回は挑戦テーマを下記2点に絞り明確化しました。
- プロダクトにAIを組み込む
- 今までAIを実務で使えてない分野へ導入
この明確なテーマ設定により、参加者からは「適度な制約があることで、むしろ挑戦内容を具体化しやすくなった」「AIという共通言語があることで、他チームの発表も理解しやすく学びが多い」といったポジティブなフィードバックを得ることができました。
4. 主体的な参加を促す任意参加制
全員参加から任意参加制へと変更し、参加希望者がマネージャーと相談の上で参加を決定する方式を採用しました。
この変更により、参加者全員が高いモチベーションを持って取り組む環境となり、限られた時間でも質の高い成果が続々と生まれることとなりました。
第6回挑戦WEEKについて
今回は10チーム、総勢31名のエンジニアが参加し、それぞれのプロダクト課題に対してAIを活用した解決策に挑戦しました。
取り組み内容(一部抜粋)
既存AI処理の高速化
課題: デリッシュAIの既存処理において、複雑な処理が直列に積み重なることによって、レスポンスタイムが遅くなる事象が発生していた。
実施内容: 処理の並列化やLLMの問い合わせの改善の実施と検証。
自作Redash MCPサーバーの作成
課題: SQLを書くことに慣れていないメンバーが既存のRedashクエリの調査や修正を行う際に、手作業での事前準備やクエリ集計結果の確認に手間がかかるという課題があった。
実施内容: Redashと連携しされた、Cursor経由で呼び出し可能なMCPサーバーの開発。
Figma MCPを利用した開発/Playwright MCPを利用したE2Eテストの実施
課題: リリースサイクルの高速化に適応するためのクライアントサイドの実装とテストの高速化が必要だった。
実施内容: Figma MCPを利用した管理画面(Vue.js)とアプリ(Flutter)の開発の検証。Playwright MCPを利用した、自然言語ベースの自動テストの検証。
成果発表会の様子
2025年7月18日(金)に開催した成果発表会では、各チームが熱のこもったプレゼンテーションを行いました。技術的な内容はもちろん、実際のデモを交えた発表や知見の共有、発表後の質疑応答など、参加者全員が多くの学びを得る機会となりました。


今後の展開
第6回挑戦WEEKは、運営形式を大きく変更したにも関わらず、期待を上回る成果を生み出すことができました。
2日間という短期間での成功を受けて、運営チームでは開催頻度の向上を検討しています。より頻繁に開催することで、「挑戦」をエブリーのエンジニアにとって日常的な文化として定着させていく予定です。
※5日間の通常版の挑戦WEEKも年に1回くらいの頻度で開催したいと考えています。
最後に
エブリーでは、ともに働く仲間を募集しています。
テックブログを読んで少しでもエブリーに興味を持っていただけた方は、ぜひ一度カジュアル面談にお越しください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!