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株式会社エブリーのTech Blogです。

開発組織のナレッジ共有とコミュニケーションを促進する社内イベント「TechTalk」の紹介

はじめに

こんにちは。DELISH KITCHEN 開発部 SERS グループ兼、CTO 室 DevEnable グループ所属の池です。

SERS グループでは主に小売向けプロダクトの開発を行なっており、DevEnable グループでは社内開発組織活性化に向けた活動を行なっています。

今回は DevEnable グループの活動の一つである、”TechTalk” という社内技術共有会の取り組みにスポットを当てたイベントレポートをお届けします。

DevEnable グループとは

2024 年 2 月に DevEnable グループが新設されました。有志が組織活性化委員会として行なっていた活動を正式な組織活動としてより広く深く取り組むためのグループです。

私たち DevEnable グループのミッションは「社内外から憧れる開発組織へ」です。そのミッションの実現に向けて採用・発信・成長環境などの課題を改善するため、施策の検討から実施まで推進しています。

様々な施策を推進している中で私は現在主にオンボーディングプロセスの改善や TechTalk の運営などの施策推進を行っています。

TechTalk とは

TechTalk とはエブリーが月次で開催している社内技術共有の場です。

エブリーでは DELISH KITCHEN、トモニテ、TIMELINE と各事業部に分かれており、普段はそれぞれが別チームとして動いているため、チーム横断でのコミュニケーションが取りづらいという組織体系による課題があります。

チームを超えたナレッジ共有や情報共有ができずに、チームごとに同じような技術検証や課題に取り組んでしまうと、無駄な労力に繋がってしまいます。

活性化組織委員会のリーダーを担っていた國吉さんが書いた 挑戦 Week の記事 にも上記課題への言及があるのでご参照ください。

TechTalk はこの課題を解決するための取り組みの一つであり、以下の目的を持っています。

  • 組織横断したナレッジ共有
  • エンジニアの技術的知見の共有
  • 開発部全体でのエンジニアの交流

TechTalk 実施内容

TechTalk のアジェンダは次のとおりです。

  • 新しく入社されたメンバーの自己紹介
  • 開発部 ALL HANDS
  • ポストモーテム共有会
  • ライトニングトーク(LT)
  • 懇親会

オフライン参加者はフリースペースに集まり、オンライン参加者は Zoom で繋ぎます。

自己紹介

新たに加わったメンバーの自己紹介を行います。 開発部全員が集まる場で自己紹介することによって、組織へのスムーズなオンボーディングを促します。 このように開発部全員が集まる機会は少ないので、貴重な機会となっています。

開発部 ALL HANDS

ALL HANDS では、各グループの OKR やプロジェクト進捗、課題やトピックスについて共有します。

これにより、開発部の各部門全体の動向について把握することができます。

ALL HANDSの様子

ポストモーテム共有会

ポストモーテムとはインシデントについてまとめた文書のことをいいます。 エブリーではインシデントが発生した際には、関係者全員で振り返りを行い、ポストモーテムを作成する文化が根付いています。

同じインシデントを組織内で繰り返さないため、ポストモーテムの内容を共有するセクションを設けています。

LT

続いて LT セクションです。今回の発表は以下の 3 つでした。

  • Vue 3.4 アップデート:開発者が知っておくべきこと
  • push 通知について勉強しました
  • DAP の概要の理解を目指して

最新アップデート内容の共有から、担当を超えた技術領域について学んだ話や、DAP(Delish App Platform)という社内プラットフォームの技術共有など、多岐にわたるトピックが発表されました。

ここからはケータリングのピザを食べながらワイワイと LT 会を行います。

ケータリング

LT1

LT2

LT3

懇親会

LT の後は懇親会に移ります。フリースペースでケータリングを食べながらエンジニア同士が交流を深めます。 普段の業務では会話する機会の無い他部署の方と交流を深めることができます。

懇親会の様子

運営に携わった所感

私は 2024 年 2 月度の TechTalk から運営に携わりました。 運営側の視点に立ってイベントの意義を考えると、単にイベントを運営するということではなく、開発組織の文化形成や、エンジニアの成長を支える重要な役割を担っていると実感しました。 運営側から参加することで、適切な時間配分や時間管理方法はあるか、より質疑応答が活発になるためにはどうすれば良いか、など今までとは異なる視点でイベントのあるべき姿を考えるようになったと思います。 発表者がスムーズに発表できる環境を整えると同時に、参加者にとって意義のあるイベントになるように努めることが重要だと認識しました。 今後も、参加者の声を大事にして、さらに意義のあるイベントにしていけるよう改善を続けていければと考えています。

おわりに

エブリーでは、TechTalk をはじめとする多くの取り組みを通じて、技術者が互いに刺激を受け、成長を続ける環境を大切にしています。 今後も新たな発見と交流の場となることを期待し、TechTalk を開催していく予定です。

また、これからも DevEnable グループとして「社内外から憧れる開発組織」を目指し、働きやすい開発組織作りを追求していきます。 他のイベントを開催した際には同様にイベントレポートをお届けできればと思うのでどうぞご期待ください!